つづいては「かたいパンセット」と食パン2種類の紹介を。
※田舎パンとライ麦パンは入れ替わってる可能性あり。
かたいパンセット 4個 1600円+消費税
•天然酵母 田舎パン
いわゆる「ハード系」に一番近いパンだろうか。薄いがパリッとしたハードっぽさのあるクラストに包まれるクラムからはほのかに酸味が漂う。ライ麦の酸味だろうか。
名前の通りの素朴さで、これはやはり食事に合わせて食べるべきパンだろう。
いわゆる「ハード系」に一番近いパンだろうか。薄いがパリッとしたハードっぽさのあるクラストに包まれるクラムからはほのかに酸味が漂う。ライ麦の酸味だろうか。
名前の通りの素朴さで、これはやはり食事に合わせて食べるべきパンだろう。
•天然酵母 ドライトマトとオリーブ、カシューナッツ
あれ?ピザ食べてるんだっけ?って思うほどに、オリーブとトマトの主張が強い。オリーブは酸っぱいのは苦手なのだが、ほとんど酸っぱさはなく、あの香りのみがただよう。生地はもっちりしてて、それもピザっぽさを演出。
•天然酵母 クリームチーズと黒胡椒
•ライ麦パン 安納芋と豆
・本日のスペシャルパン:ライ麦パン
ライ麦パンっていう名前ではあるけども、田舎パンの方がライ麦っぽさは強いかなという印象。
どちらかというとライ麦パンは苦手、とかライ麦パンを食べたことがないっていう人に向いてそうな尖った所の少ない、それでいて主張すべき風味はちゃんと残っているという印象。
フィリングももちろんなにもないけど、パクパクっとそのまま軽く食べちゃえる。
ライ麦パンっていう名前ではあるけども、田舎パンの方がライ麦っぽさは強いかなという印象。
どちらかというとライ麦パンは苦手、とかライ麦パンを食べたことがないっていう人に向いてそうな尖った所の少ない、それでいて主張すべき風味はちゃんと残っているという印象。
フィリングももちろんなにもないけど、パクパクっとそのまま軽く食べちゃえる。
「かたいパン」とはいうものの、総じていわゆるハード系に比べると軟らかい。いわば「セミハード」。
タケウチのハード系は旧店舗でもこういう感じだったように記憶している。
続いて食パン。
・山小屋食パン 500円+税
写真で見てもらってただけではわからないと思うが、とてつもない重量感。
サイズ的には2斤程度の大きさなのだが、重量は3斤分ぐらいありそう。
切ってみてよくわかったが、密度がすごく高い。そのためか型崩れの気配すらない。
断面を仔細に眺めても、触って確かめてみても全くダマになってないのがスゴイ。よくあるバター超リッチのふわふわ食パンが羽毛布団的な触感だとすれば、いわば高密度ウレタンっていう感じ。
6枚切りサイズにカットしたものをトーストしてみたが、加水率が高いためか、内部まで焼けずに表面だけカリッとごく薄く焼きあがり、表面と中心部の弾力差がすごいことになっている。
バターの香りはあまり主張せず、猛烈に立ち上る麦の薫りにむせびながら、むちゅむちゅっと高弾力を自らの歯牙で愉しむ悦楽。たまらんです。
・胚芽食パン 500円+税
傾向的には山小屋と同様で、高加水率のパンであろう。
胚芽の雑味と粒状感がなめらかな舌触りにアクセントを加える。
山小屋と甲乙つけがたい。これはやっぱり2本とも買って、日替わりで、もしくは両方を愉しみたいものだ。

両方を愉しんでいる図。
タケウチのハード系は旧店舗でもこういう感じだったように記憶している。
続いて食パン。
・山小屋食パン 500円+税
写真で見てもらってただけではわからないと思うが、とてつもない重量感。
サイズ的には2斤程度の大きさなのだが、重量は3斤分ぐらいありそう。
切ってみてよくわかったが、密度がすごく高い。そのためか型崩れの気配すらない。
断面を仔細に眺めても、触って確かめてみても全くダマになってないのがスゴイ。よくあるバター超リッチのふわふわ食パンが羽毛布団的な触感だとすれば、いわば高密度ウレタンっていう感じ。
6枚切りサイズにカットしたものをトーストしてみたが、加水率が高いためか、内部まで焼けずに表面だけカリッとごく薄く焼きあがり、表面と中心部の弾力差がすごいことになっている。
バターの香りはあまり主張せず、猛烈に立ち上る麦の薫りにむせびながら、むちゅむちゅっと高弾力を自らの歯牙で愉しむ悦楽。たまらんです。
・胚芽食パン 500円+税
傾向的には山小屋と同様で、高加水率のパンであろう。
胚芽の雑味と粒状感がなめらかな舌触りにアクセントを加える。
山小屋と甲乙つけがたい。これはやっぱり2本とも買って、日替わりで、もしくは両方を愉しみたいものだ。
両方を愉しんでいる図。
薪窯の特徴なのかどうなのかはわからないが、焼きあがったパン全体への火の通り方が比較的均一な気がした。もちろん天板において焼いているパンがほとんどなのであろうが、全体がむらなく焼けているような印象。
また、全てのパンについて麦の薫りが素晴らしい。旧店舗のタケウチでは、比較的バターリッチなパンが目立っていたし、もしくはフィリングに凝ったパンも多かった。今回は開店間もないということでまだ窯の特性をつかみきっておらず比較的シンプルなパンにされたのもかもしれないが、奇を衒うことなく素材の良さと製パン技術のみでド直球の真っ向勝負というお品書きだったように感じた。
タケウチ不在の間に、私の好みがずいぶんハード寄りに偏向してしまったことがあり、もう少しハードっぽさがほしくなってしまうのは事実だが、魅力的なパン屋が復活してくれたことは素直にうれしい。
ぜひまた再訪したい。