素材はカーボンではなく、アルミでもなく、そう、チタン。
Madoneを購入して3年。どこにも破綻はなく素晴らしいフレームだという評価は未だに変わらないし、電動化してからは一層極楽バイク化してるのだけど、レースも出なくなった今となってはあまりにも優等生すぎてつまらないという贅沢な悩みが出てきた。
また、軽量カーボンフレームの宿命といえる脆弱さゆえ扱いにやたらと気を使うのも×。
「昔の女が恋しい」ではないが、LOOK595はよかったなあと手放した先を辿って見たけども、すでに数名の手を渡り行方知れず。
586のラストモデルの在庫も見つけてあるが、なんとなくこれではない感。
そんな折にふと目に留まったのが、オーダーチタンフレーム「KUALIS」。
Powerbook G4が出た時にチタンという響きにガツンとヤラレタ世代としては言い知れぬ悪魔的魅力を感じるのだが、正直自転車の素材としてどうなのかはよくわかっていなかった。それでも、在米日本人ビルダーの西川氏が作り上げるフレームは写真で見る限り素晴らしく精緻で美しい。
西川氏のブログを見ていると、どうやら知人が最近フレームをオーダーされた様子。居てもたってもいられなくなり、無理を言って試乗させていただいき、これが決定打になった。
国内ディストリビューターである「六甲バイシクルスタジオ」さんは、偶然にも最寄駅が私の自宅と同じ。自転車でヒルクライム10分強で到着する。
こちらを通してオーダーさせていただいたのが8月末。私の要望コンセプトはざっくり言うと「595を超えるチタン版595」。バネ感があり気持ちよく進むこと、そしてシルキーな乗り味をお願いした。数値的な性能よりも感性に訴えるバイク。
お次はデザイン。
デザインを白紙から考えられるというのもオーダーフレームの魅力、なんだけど自由度が高すぎて試行錯誤しまくりで何度もリテイクをかけてしまい、ものすごくご迷惑をおかけした(汗)
デザインが決まったのが9月末。フレームはすでに出来上がっていたので、米国からはるばる信州のワタナベ塗装さんへと託された。
10月31日、納車。足元の悪い中、RBSの衣本さん自ら拙宅まで配達してくださった。
「・・・・・・」
あまりの美しさに思わず絶句。想像をはるかに上回る美しい仕上がりだ。ワタナベ塗装さん恐るべし。
早速徹夜で自転車を組み上げた。衣本さんに組付けまでお願いしたほうが仕上がりがよいに決まっているのだが、組み上げること自体が楽しいんだからこれは譲れない。
「・・・・・・」
あまりの美しさに思わず絶句。想像をはるかに上回る美しい仕上がりだ。ワタナベ塗装さん恐るべし。
早速徹夜で自転車を組み上げた。衣本さんに組付けまでお願いしたほうが仕上がりがよいに決まっているのだが、組み上げること自体が楽しいんだからこれは譲れない。
組み付けながら自転車の細部を眺めていくと、最初は塗装ばかりに目が行っていたが、その土台となるフレームのフィニッシングの仕事ぶりに感嘆した。ビード痕は徹底的にそぎ落としてあり、まるでカーボンフレームかのように継ぎ目がない。チタン地は後三角にわずかに残してある程度だが、チタン特有のやや落ち着いた鈍い輝きがソソる。ディレーラーハンガーあたりの曲線美は芸術的ですらある。
朝5時半、ようやく自転車が組み上がった。すぐにでも乗りたかったが生憎の雨。
仮眠後、職場に顔を出し帰宅したら、ちょうど雨があがっていたので、このタイミングの逃すまいとシェイクダウン。
さすがオーダーフレームだけあって、今までのポジションと同じ感覚で全く違和感なく乗り始められた。
試乗させていただいた時にも感じたことだが、精密機械のような歪みの全くない感覚が乗り始めてすぐから分かる。他社のアルミバイクを所有していたこともあるが、こんな感覚は一度たりとて感じたことはない。最高峰カーボンバイクであるMadoneでも感じたことのない感覚。どこか一点が固いというのではなくて、フレーム全体が一つの構造躯体としてしっかりしているという表現が正しいか。
乗り心地は非常にシルキー。これはもうシルキーとしかいいようがない。道路の凹凸はすべて「だるん、だるん」とシルクのヴェールで包み込んだかのように伝わってくる。カーボンは振動減衰が速いというが、振動そのものは程度の差はあれ一旦は「コツ、コツ」と伝わってくると思うのだが、このバイクだとそもそもが「ダルン、ダルン」なのだ。
踏み込んでみると、思っていたよりもバネ感は少なめに感じた。少なくとも595のような「タメ」のあるバネ感ではない。しかし、かと言って軽量高剛性カーボンバイクみたいに足に跳ね返ってくるというわけではなく不快感は全くない。BBから後ろ三角全体でバネ感が出ているような感覚。
試しにガッともがいてみても、構造躯体の安定性ゆえか、力が逃げる感じがなくさりとて足にも来ないので突き抜けるように加速する。
登りも多少の重量的ハンデはもちろんあるものの、回すペダリングでも踏み込むペダリングでもいずれせによ懐深く受け入れてくれた。さすがにMadone的なヒラヒラした軽量さはないけども、重力に引きずられる嫌なフィーリングは皆無。
朝5時半、ようやく自転車が組み上がった。すぐにでも乗りたかったが生憎の雨。
仮眠後、職場に顔を出し帰宅したら、ちょうど雨があがっていたので、このタイミングの逃すまいとシェイクダウン。
さすがオーダーフレームだけあって、今までのポジションと同じ感覚で全く違和感なく乗り始められた。
試乗させていただいた時にも感じたことだが、精密機械のような歪みの全くない感覚が乗り始めてすぐから分かる。他社のアルミバイクを所有していたこともあるが、こんな感覚は一度たりとて感じたことはない。最高峰カーボンバイクであるMadoneでも感じたことのない感覚。どこか一点が固いというのではなくて、フレーム全体が一つの構造躯体としてしっかりしているという表現が正しいか。
乗り心地は非常にシルキー。これはもうシルキーとしかいいようがない。道路の凹凸はすべて「だるん、だるん」とシルクのヴェールで包み込んだかのように伝わってくる。カーボンは振動減衰が速いというが、振動そのものは程度の差はあれ一旦は「コツ、コツ」と伝わってくると思うのだが、このバイクだとそもそもが「ダルン、ダルン」なのだ。
踏み込んでみると、思っていたよりもバネ感は少なめに感じた。少なくとも595のような「タメ」のあるバネ感ではない。しかし、かと言って軽量高剛性カーボンバイクみたいに足に跳ね返ってくるというわけではなく不快感は全くない。BBから後ろ三角全体でバネ感が出ているような感覚。
試しにガッともがいてみても、構造躯体の安定性ゆえか、力が逃げる感じがなくさりとて足にも来ないので突き抜けるように加速する。
登りも多少の重量的ハンデはもちろんあるものの、回すペダリングでも踏み込むペダリングでもいずれせによ懐深く受け入れてくれた。さすがにMadone的なヒラヒラした軽量さはないけども、重力に引きずられる嫌なフィーリングは皆無。
コーナリング性能やロングライド性能は評価できていないが、
狙ったコンセプト通り「595を超えるTi 595」になったかというと、ちょっと方向性は違うようなするが、「595を超えた」というのは達成できたと思える出来栄え。
他のオーナーさんがポルシェ911のようなバイクを、とオーダーされていたが、私の一台も同じような空気感を纏っている。
ラグジュアリーな大人の一台。
まさに「終のフレーム」である。
まさに「終のフレーム」である。
*Paint colors: Crystal white pearl mica (MAZDA special colour)+ Rapha Pink (Pantone 210)+ Gross Black
Fork: ENVE 2.0 Taperd 1-1/4
Headset: Chris King Inset 8 Pink
Wheels: Fulcrum Racing 1
Shifter: Campagnolo Chorus 11s
FD: Campagnolo Chorus 11s
RD: Campagnolo Chorus 11s
Crank: Campagnolo Record (replaced with CULT bearing) 52/36
Brake: Campagnolo Record
Handle bar: Oval R950 420mm 31.8mm
Stem: Thomson Elite X2 110mm 10°
Seatpost: Fizi:k Cyrano R1 27.2mm 330mm
Saddle: Bontrager Affinity RXL Carbon 138mm White
Crank: Campagnolo Record (replaced with CULT bearing) 52/36
Brake: Campagnolo Record
Handle bar: Oval R950 420mm 31.8mm
Stem: Thomson Elite X2 110mm 10°
Seatpost: Fizi:k Cyrano R1 27.2mm 330mm
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