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2014年8月10日日曜日

宝塚・中山寺「Bakary hana」

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関西パン屋巡り200軒の40軒目。

地元宝塚を極めるシリーズ。
中山寺駅よりやや東、176旧道からセブンイレブンのある角をちょっと北へ入ったところにあるパン屋さん。
その名は、以前にテレビ番組で紹介されていたので知っていたが、意を決して行ってみたら日曜日で定休日だったりで、訪問が延ばし延ばしになっていた。テレビでの紹介時には、私の愛する夙川「コンセントマーケット」の岩井シェフがおすすめのお店として推薦してたので期待値は高い。

夕方の訪問だったんで、品数は減ってはいたが、それでも15種類ほどは残っていた。ラインナップは基本的にはソフトめ。ただし、バゲットやロデブなんかの見た目はかなり本格派の予感。

・クロワッサン
日本では一般的なくらいのサイズ。層が非常に薄くサクサクっと軽い食感で食べ始めるが、内部は見るからにテカっていてかなりバターリッチ。食感もクラストとは異なりしっとりさが強くなる。そんなふうなのに、バター臭さがない。口当たりもさっぱりと食べられて、ナカナカの逸品。

・かりかりメロンパン
サイズとしてはかなり小ぶり。表面の仕上げに使う砂糖の粒の大きさが2種類あって、粗い方のザラメをチョイスした。クッキー生地は分厚く、その名の通りにカリっとした食感がしっかりとあって、これだけでツボ。クッキー生地だけ剥がして食べたくなるのは僕だけ?全体がしっとりしたメロンパン嫌いですねん。メロン的な臭い付けがされていないのも好感が持てる。あれも嫌いですねん。
ザラメのガリガリ感、クッキー生地のかりかり感、そして土台部分のしっとり感と一口で3種類の食感が楽しめる贅沢さ。これまたなかなかの逸品。

・三日月パン

「くせになる」的なことがプライスカードに書いてあったので、思わず手にとった品。ベーグル系っぽい素朴な生地で作ったパンを三日月形に仕上げ、カットした内部にバターと砂糖を塗りこんであるおやつパン。パン生地そのものは引きが強いクラストでしっかりした噛みごたえがあるのだが、中のバターと砂糖が、もうたまらんぐらいに甘くて美味い。こりゃあクセになるわ。

・クリームチーズとレーズンのベーグル 
かなり小ぶりなベーグル。ムギュッとした歯ごたえある触感の内側は空洞になっていて、クリームチーズが入っている。チーズの酸味とたっぷり入った小ぶりなレーズンの甘味・酸味がマッチして美味い。これはかなりお気に入り。

・ロデブ
今までのパンは菓子パン的なパンばかりだったが、こちらは打って変わって本格派なフレンチパン。水気が多い生地なのでクラストの厚みはないものの、しっかり焼成されたクラストからは、小麦のよい香りが漂ってくる。噛みちぎるように無造作に食べ始めると、見事に大小の気泡を含有した美しいクラムが現れる。引きが強くてしっとりした生地は塩加減もほどよく、食事パンながらも単品でどんどん食べ進んでしまう。ある意味、このお店の実力を垣間見せてくれるパンだと言えよう。 
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商品のラインナップに既視感があったのは、どことなくコンセントマーケットに似た雰囲気の品揃えだからだろう。ソフトなパンが多いんだけども、決していわゆる「街のパン屋さん」に終わらない懐の広さ、技術の確かさを感じさせてくれる。ベーシックな技術がしっかりしておられるからこそ、そこから微妙にはみ出した遊びがワクワクさせてくれるんだろう。これはまたぜひ再訪する価値のあるパン屋だ。
 

おかわり「エイトノットベーカリー」

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あまりに気に入ってしまい、連日の訪問。

・プチフランス 蒸栗
小ぶりのフランスパン生地のパンに、蒸栗とバターをサンド。
当ブログのパン屋コーナーを愛読していただいている方なら薄々気づいておられるだろうが、私は基本的にバター味が濃厚なパンはあまり好まない。よって、この手のバターサンド系のパンを自発的にチョイスすることはまずないのだが、どうしたことか誘蛾灯に引き寄せられたかのように手にとった次第。
パン生地が美味しいのは言わずもがななのだが、バターと栗の相性がここまでよいとは正直驚いた!バターの品種や鮮度がよいのか、はたまた栗との相性が功を奏しているのか、懸念していたバタ臭さは全くと言っていいほど感じられず、非常に美味しく頂けた。後味も、舌にバターの油がベタッと残るようなこともなかった。
プライスカードに書いてあったとおり、このお店のスペシャリテの一つだと断言できる。

・レーズン食パン
食パンが美味しいのは前日に体験ずみ。それに自分の好きなレーズンが加われば・・・と思ったが、相乗効果を生むというほどの奇跡体験は得られず。美味しいのは美味しいが、個人的にはこれだったら、普通に食パンを頂いた方がよいかなあ。

バゲット
クラストはバリバリ、カチカチという系統ではなく、しっかり焼かれているけどもどこか弾力性があるタイプ。クラムももちろんその流れで、モッチリ感強め。同じ生地を使っているであろう他のパンでも体感済みだが、塩気はやや強め。その分、単品でも食べ切れる味わい。

谷町4丁目〜天満橋界隈では、よりフレンチ色が強いパンが欲しければgoutへ、ちょっと日本っぽくとなればこちらがオススメか。

2014年8月5日火曜日

天満橋「eight knot bakery(エイトノットベーカリー)」

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関西パン屋巡り200軒の39軒目。

ぷちダイエットに精を出していたので自粛してたが、ダイエットやんぴ( ´∀`)したのでパン屋巡りを再開。
本日は「エイトノットベーカリー」へ。
天満橋駅から徒歩で10分ほどの裏通りにあるお店。爽やかな青いテントにガラス張りの爽やかな店構え。
ラインナップはハード系とソフト系がほどよいバランスだけど、バゲットの生地を使ったパンが多い。

・クロワッサン
かなり小ぶりで、他店ではミニクロワッサンと分類されそうなサイズ感。小さいながらもしっかりと層形成されており、一層一層を噛み切っていく快感が味わえる。バターの香りはしっかり感じられるけども、バタ臭さがなくかなり好みな味わい。
他のパンにも言えるのだが、塩気が強いのが特徴。あとは焼けた小麦の風味が強く感じられた。

・栗とさつまいものバゲット
バゲット生地に栗とさつまいもという黄金コンビをトッピングしたパン。バゲット生地もやはり塩気が強め。しっかり、弾力のある歯ごたえのクラスト、もっちりしたクラムに栗・さつまいもの自然な甘みがハーモニー。栗・さつまいものいずれもパサパサせずしっとりしていて、パンと併せていても口の中の水分が奪われることはない。これはかなりツボ。

・レーズンのカンパーニュ
カンパーニュ、といっても通常思い浮かべるようなジャンボサイズではなくて、拳よりもやや小さいぐらいのこぶりなサイズ。ライ麦の香りと塩気がこれまたマッチ。さらにレーズンの甘さが強くて、かつ果肉もジューシーな印象。これまたツボ。

・クリームパン
実に日本的ベーカリーな王道クリームパン。ふんわりとした生地に若干の苦味を感じる上品な甘さのクリーム。卵がタップリ使われてそうだけど、後味がさっぱりした不思議さ。

・谷町食パン
2種類の看板食パンがあるうちの片方。こちらはふんわり、もっちりの日本人好みのタイプ。クリームやバター、蜂蜜を使いました、と書いてあったので、正直脂っぽいものの可能性もあるなあと覚悟してたのだが、全くもってさにあらず。
羽毛のようにふかふかのクラムは、引きがすごく強くて、そっと左右に裂こうとしてもなかなか割けない。不自然な甘さやバター感はなくて、自然にソフトな甘み。噛むとふんわりが圧縮されてモチュっとした食感に変化。あ〜、いくらでも食べられる・・。
クラストも特筆すべき美味しさで、硬すぎず、かといってやわらかすぎず、絶妙な弾力と共にしっかり火が通って焼けた香ばしさが立ち上がる。絶品。

2014年8月4日月曜日

第3回京都美山サイクルグリーンツアー

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京阪神間にお住まいのサイクリストからは、ロングライドの定番目的地の一つ、京都美山。藁葺き屋根の家屋が残る、日本の原風景が残るこの町で開かれた「京都美山サイクルグリーンツアー」へ参加してきた。

・・・と言っても裏方での参加デスが。

京都美山を自転車の町に、という町おこしを始めたブラッキー中島氏らが中心になり開催されているのがこのイベント。去年から裏方での参加依頼を頂戴していたのだが都合が合わず断念。今年は早めにスケジュールを調整して、子ども2人ともども参加させていただいた。

イベントそのものは日曜日(8月3日)開催なのだが、プレイベントのある土曜日のお昼ごろに現地入りの予定で9時過ぎに出発。お天気は生憎のくもり。時折雨が降ったりもするが、土砂降りにはならないだけマシだと思わねばなるまい。
現場入りの前に「美山牛乳工房」へ立ち寄るのは欠かせない。いつのまにやら、ソフトクリームとジェラートのダブルという欲張りな私にはぴったりな商品が!

土曜日のプレイベントとしては、ゲストの方々のトークショーといった定番モノだけではなく、バレーボール教室(山本隆弘・益子直美夫妻がコーチ!)だとか、農家体験だとか、川釣り体験だとか独自色がかなり強い企画も盛りだくさん。自転車に興味のない奥さんや家族も一緒に楽しんでもらおうという主催者の意気込み・気配りを感じた。

土曜の夜の宿泊は、民宿「勘兵衛」さんにお世話になった。藁葺き屋根の母屋を中心に、離れに泊まるという形式のお宿。藁葺き屋根家屋では最初に宿屋を始められた老舗のようだ。
地鶏を使ったすき焼きに舌鼓をうち、翌日は5時半起きなので9時前には就寝。

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 当日受付の方も相当数いらっしゃるようで、翌日は大盛況。
1000人以上の方がエントリーされているとのこと。
ただ、天気はやっぱり曇り。

メインイベントのサイクリングツアーは、決まったコースをぐるっと廻るというありきたりなスタイルではなくて、スタート地点から放射状に設置された10箇所のチェックポイントを制限時間8時間半の中で自分の好きな順序で巡るというもの。すべてのチェックポイントを廻ると、総計140kmのロングライドとなる。もちろん、自分の走力にあわせて、途中でやめてもよい。良い意味でヌルいイベントで、参加の敷居は非常に低いけども、結構アップダウンのある140kmを走りきればガチな人でもそこそこ満足できそう。
チェックポイントと別に5箇所のエイドステーションが設置されていて、スイーツや野菜、果物が用意されている。 それぞれのエイドステーション毎に提供される食材が異なるので、これを巡るだけでも楽しそうだ。個人的には鹿カレーが食べたかった・・・。(泣)

一方、子どもには「ウィラースクール」が開催されていた。子どもたちに自転車の楽しさと安全に運転する技術を教えようという啓蒙活動を、美山CGTの主催者であるブラッキー中島さんが行っておられる。それがウィラースクール。
もちろん、このCGTでも毎年開催されていて、今年も100名以上が参加していた。私の長女も参加させていただいた。
大会本部のある美山町役場に隣接する小学校の校庭で、警察の協力も得て自転車教室をひと通りこなしたあとは、約8kmのサイクリング。未就学児〜小学校低学年が大半なので、なかなか走りごたえがあるんじゃないだろうか。
サイクリングの目的地は美山を流れる清流で、そこで川遊び体験。魚の手づかみなんかにチャレンジしたようだ。人見知りが恥しく、マイペース極まりないうちのムスメだが、無事にみんなの輪に混じって楽しんでくれたみたい。
 今回は、自分が裏方な分、ムスメにはぜひとも楽しんでもらいたかったので、「めっちゃ楽しかった」「来年も来たい!」という声を聞けただけでも、目的は達せられた感じ。

15時半ごろにロングライドは無事終了。
小さな怪我をされた方はいらっしゃったけども、救急車沙汰になるような自転車事故はゼロ。この規模のイベントで3年連続無事故っていうのは奇跡的な数字だとか。
小雨はあったものの、大会終了までは本降りにもならず、結果的には何よりの熱中症対策になったのかも。

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裏方として参加させていただいたからこそ余計に感じるのかもしれないが、美山の町の方々の「楽しんでもらおう」っていう気持ちが本当に暖かった。
逆に、本部に帰ってくるライダーの皆さんの表情がみんな笑顔で、「キッツ〜」っていうような顔をされている方がほとんどいらっしゃらなかったのも印象的だった。
自分のペースで無理なく楽しめる、このイベントがぜひとも続いてほしいなあ。

来年も裏方での参加を頼まれると思うんだけど、うう〜ん、悩む・・・。走りたい・・・。
 
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