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2014年5月4日日曜日

神戸北野「Ca marche(サ・マーシュ)」

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関西パン屋巡り200軒の30軒目。

神戸北野の異人館街のはずれ、神戸モスクの近くにあるお店。瀟洒な一軒家のような佇まいのお店。

ずらりと並んだパンと客の間は手すりで仕切られているおり、ほしいパンを店員さんに伝えると取ってもらえる。パンの種類は非常に多い。
 NHKの趣味Do楽にも出演しておられたシェフが腕をふるう。テレビでも米粉パンを紹介しておられたが、お店のラインナップも米粉を使ったものが他のお店より明らかに多い。また、新作と紹介されたパンが5〜6種類はあり、シェフの創作意欲の高さが伺われる。

■米粉のバゲット

見た目はバゲットだが、食感はいわゆるバゲットのそれとは全く違う。表面は形状を保つ程度の硬さはあるものの、引きちぎるためにちょっと握ると形状が戻らなくなるほどに、しっとり・もっちり。香りはお米のそれ。キメの細かい生地はおもちのようにもちもち(変な表現ww)でほんのり甘い。味もお米に近い。

 ■バゲット・ペイザンヌ
発芽小麦を使ったというバゲット。こちらは普通のバゲット的な外観と触り心地。クラスとは薄めで、パリっとした食感。やや酸味のあるクラムは、非常にみずみずしい。米粉のバゲットと食べ比べると、食感があまりに違うので余計に楽しめた。こちらはモッチリ感は控えめ。

■パンドゥ
クープが非常に美しいパン。どういう味なのか想像がつかなかったのだが、ミルク風味の自然な甘みの強いお味。表面は硬さはなくサクッとした歯ごたえで、焼き菓子的な食感。クラムもしっとりと目が詰まって、やはりお菓子感覚が強い。今回食べた中では一番美味しく頂いた。

■米粉のベーグル
米粉と小麦を半々で配合して作ったベーグル。米粉のベーグルと同じく、お米の香りが強く、またモチモチした食感。

■パクチーのベーグル
ねじりの入ったドーナツのような外観だけどもベーグル。ムチッとした食感もよいが、やはりパクチーをフィリングに選んだというそのセンスに脱帽。パクチー、すなわちコリアンダーのスパイシーな風味が、甘みの強めな生地と引き立てあって、美味。エスニックな町、神戸らしい逸品。

■パン・ド・ミ
ゴメンナサイ。空腹時・疲労時に一気に食べてしまって、記憶が曖昧・・・。美味しかったのは間違いない。

どのパンも一捻りの工夫が凝らされていて、選ぶときも食べるときもワクワク心が踊るようなパンたち。
三宮界隈ではぜひとも押さえておくべきパン屋の一つだろう。

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