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2014年3月23日日曜日

香櫨園「Encore un matin(オンコーアンマタン)」

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関西パン屋巡り200軒の18軒目。
嫁さんが所要のついでに買ってきてくれた。

R43の南、住宅街にあるお店だそうな。R43を越えるとなるとなんとなく足が遠のいてしまっていた。チェックリストに入っていながら行きそびれていたお店のひとつ。
フランス人のシェフがやっておられるお店なようで、店内にはご家族と思しき少女がいらっしゃったとのこと。
パン選びに迷っていると、お店の方が非常に親切丁寧にパンの説明をしてくださったらしい(対面販売)。

・オリーブのチャパタ
水気は少なくてパサッと乾いた外観。ただし、中はふんわり、かなりもっちりした歯ごたえ。オリーブの香りがキツすぎず、また生地に練りこまれたバジル(?)が風味を増している。ほんのりした塩気がまた良い感じ。フランス人シェフなのに実にイタリアっぽいww

・バゲット・トラディショナル
数種類あるうちの1つで定番のもの。クラムはちぎるとびよ〜んと擬音がつきそうなほどに引きがつよく、もっちり、ふんわり。ここまでモッチリ感の強いバゲットは初めてかも。個人的な嗜好としてはバゲットといえども単身で食べることが多いので、もう少し塩気がほしいところではあるが、有塩バターやコンフィチュール、料理と合わせて食べることを想定するとこれぐらいがちょうどよいのかもしれない。もっちりしてるけど、胃にもたれず次々食べてしまう。

・イチジクのパン(パン・オ・フィグ?)
茶色い生地のパン。ライ麦配合かな?生地そのものがほんのり甘い。ザラッとした粒状の食感があるのだがイチジクの粒?

・ リュスティック
いわゆるリュスティックに持っていた自分のイメージを大きく覆す外観。どっちかというと「カンパーニュ」的な見た目。かなり大きく焼かれたパンを切り売りされている様子。
リュスティックといえば、「小麦」「塩」「水」「イースト(酵母)」のみで非常にシンプルに焼き上げられた水気の多いパン(実際作ってみるとめっちゃ成形しにくい!)と思っていたのだが、 ここのは見た目にも黒っぽく、まず間違いなくライ麦が配合されている。気泡も他店に比べると小さめで目が詰まっている。表面はしっかりハードに焼き上がり、なかはしっとり、もっちり。水気は多いのだろう。ライ麦の酸味を少し感じるが、程よいぐらい。塩気は控えめで、ほんのりした麦の甘さ。

お店のHPでシェフの経歴を見てみると、世界各地で働いた経験をお持ちのようだ。今回いただいたどのパンも、オーソドックスなフランスパンに思えて、その実、シェフオリジナルの工夫で少し軸をずらしてあるような印象。 なかなか興味深いお店だ。
近々自分でも再訪予定。

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