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2014年3月22日土曜日

谷町3丁目「gout(グウ)」

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関西パン屋巡り200軒の16軒目。

大阪城でのリレーマラソンを終え、小腹が空いたので、ダウン走がてら谷町3丁目の「gout」さんへ。

 オシャレカフェ・雑貨店の紹介などで度々雑誌に取り上げられている有名店の2号店。谷町6丁目の本店、この支店ともに訪れたことがなかった。
モダンでスタイリッシュな、ダークトーンの内外装。14時を過ぎていたが、カフェは満席で、販売コーナーもどんどんとお客さんが入ってきていた。

クロワッサン・イズニー
フランスの特別な認証を取得した発酵バター(イズニー社製)を使っているとのことで、かなりバターリッチな味を想像していたのだが、全然そんなことはなく、ややパリっと目に焼きあがった表面と、空気層がしっかり形成されてふんわりした食べごたえのクラム。天然酵母を使って、ここまでしっかりした層を形成しているのは素晴らしい。後味は比較的さっぱり。全体的に控えめな味付け。

タンドリーチキンのサンドイッチ

ゴマがタップリ練りこまれ、生地そのものにもスパイスが添加されている、ややハード気味なバンズに、タンドリーチキンをサンド。チキンはややスパイシーといった程度の味付けで柔らかく焼き上げられており、肉厚で食べごたえも十分。バンズのほんのりしたカレー味が具材とマッチしていてすこぶる美味しい。
2枚目の写真に写っている人参のピクルスの甘酸っぱさが、スパイスを中和する感じで、これまたマッチングの妙。

セーグル・ノア・レザン

セーグル・オ・フリュイ

具材が違うだけなので、セットで。
かなりハードに焼き上げられており、断面を見るとクラストは数ミリある。それよりも驚くべきはフィリングの量。生地を成形するときに折りたたみつつフィリングを加えていったのが分かるかのように、同心円状にギッシリと詰まっている。
当然、フィリングの味がかなり主張するのだが、パン自体がその主張をどっしりと受けとめており、決して負けていない。ライ麦配合とのことであるが、僕の苦手な酸味は全く気にならず、特有のほのかな苦味がパンの味に奥行きを与えてくれている。フィリングの甘みをライ麦の苦味が中和し、昇華させているのだろう。上述の通りに分厚いクラストだが、クラムはパサパサすぎず、よい水加減。
個人的にはノア・レザンの方が好きだな。
いずれも非常にオススメ。 記憶する限り、大阪市内では一番気に入ったノアレザン。

・天然酵母食パン
食パンだけでも5種類ほどはあったと思うのだけど、その中の一つ、天然酵母を使った食パン。他の食パンに比べるとやや小ぶり。(コストの問題?)
封を切ると漂ってくる酵母の香りがよろしい。生だと、どっちかというともっちり系。生地の密度が高いと感じた。さっと食べた感じだと、味が薄く自己主張が強くないと感じたが、よく噛むと粘り気が増してきて、どんどん甘みが出てくる。
トーストするとクラムの最表面は「カリッ」とデニッシュ食パン的に焼きあがったが、やはり中はもっちり。カリカリ、モチモチという歯ごたえの連続性が嬉しい。さらに噛み続けるとお餅的な食感を感じられた。

評判になるのがうなずけるレベルの高さを感じた。
特にセーグル系は、ひとつの完成形を見た気がした。

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