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2014年6月27日金曜日

FREDS CAFE「カレーうどんパン」

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関西パン屋巡り番外編。

阪急主要駅で展開するベーカリー・カフェチェーンの「FREDS CAFE」から衝撃のコラボパンが期間限定で発売された。
その名も
「カレーうどんパン」

同じ阪急系列の阪急そばとのコラボ商品で、その名の通り、カレーうどんがパンの中につめ込まれている。ちなみに「きつねうどんパン」というのもある。
麺類とパンとのコラボ、という観点で言えばすでに焼きそばパンがあるので、冷静に考えればさほど違和感はないのかもしれないが、ニュースリリースを見た瞬間には戦慄すら覚えた。

そんなカレーうどんパンをゲットすべく、6月20日金曜日の夕方に梅田駅に出かけた。
・・・が、売り切れ!!!!

店員さんに尋ねると、梅田店ですら1日に24個しか販売されないという。(11時と15時に12個ずつだとか)
そんなん買えね〜よ!ムリゲーヽ(`Д´#)ノ 

って怒り心頭に発していたのだが、同日のあさぎりさん送別おわカレー会で奇跡が起きた。某N氏がみんなの分を買ってきてくれていたのだ!
どうやら三宮店から職場が近いそうで、昼休みに買いに行ってくださっていたらしい。(ネタがかぶらなくてよかったwww)


というわけで一つゲットできたので、翌朝に試食。
N氏から「温めたほうがよい」との事前情報を頂戴していたので、例のオーブントースターの惣菜パンモードでしっかり温めてから頂いた。
蕎麦屋とのコラボなので七味唐辛子もついてる。



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まあ、企画モノのパンってこんなものだよね!
買ってきていただいたものに難癖つけるのもアレだし、多くは語るまい。

他にはないパンなので、見かけたらぜひチャレンジしてみて欲しい。 

■価  格  各160円(税込)
■販売期間  2014年6月15日(日)~7月14日(月)
■販売店舗
ベーカリーカフェ FREDS CAFE 8店舗 (梅田店・十三店・茨木店・川西能勢口店・園田店・西宮北口店・六甲店・三宮店)

Giro「LTZ グローブ」

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すっかりGIRO気づいているワタクシ。
Empireと前後して購入したもう一つのGIROものがこちら。

 
「LTZ IIグローブ」→「LTZグローブ」
(注:勘違いしてました。これはLTZ IIではなく旧型のLTZです。)
何気に豊富なラインナップを誇るGIROのグローブ。その中でもタイムトライアル用として売られているこのグローブに自分が注目した理由は何故か?
それは・・・日焼け対策!

このグローブ、TT用だけあって薄くフィット感がすこぶるよろしいのだが、デサイン上でもう一つ見逃せない特長がある。「手首側が長い」のだ。
ワタクシは真夏には日焼け対策として、アームカバーを欠かさないのだが(美肌を求めてではなく、日焼けによる体力消耗を避けるため)一般的なグローブとの組み合わせでは、腕が長いためか必ずアームカバーとグローブの間に隙間ができてしまう。この状態で炎天下を丸一日走ろうものなら、手首のあたりに謎の帯状の日焼け痕が残ってしまう。これがまた、思いのほか目立つんだなあ・・・。手首まで覆ってくれるアームカバーを探してはいるものの全然見つからない。なにか良い対策はないものかと思案していた。
そこへ救世主のごとく現れたのがこのグローブなのだ。実はこのグローブ、「LTZ “II”」とあるように、2代目モデル。数年前に初代が出たあとにこのグローブの存在を知り、八方手を尽くしたのだがすでに入手不可能となっていた。それがマイナーチェンジして見事に復活!
GIROらしい無駄のないシンプルなデザインも好みだし、実際に装着したとしのフィット感も上々。フィット感が良すぎて脱ぎにくいのが欠点と言えば欠点か。
もちろん期待していた通りの丈の長さで、アームカバーとの隙間ゼロを実現!

 (上)GIRO LTZ(下)従来使っていたintro

これで今年は妙な日焼けに悩まされることはないだろう。
グリップ面は、「クールスキン」と称する合成皮革で作られており、グリップ性は満足行くレベル。パッドはない。

なかなか売ってる店がないのだが、大阪では心斎橋のTOKYO WHEELSさんが取り扱っておられるので(自分もここで購入)興味ある方はぜひ手にとって確かめてみてほしい。


2014年6月26日木曜日

六甲道「地蔵家」

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関西パン屋巡り200軒の37軒目。

所要でJR六甲道界隈を車で通った時に、偶然目に入ったお店。雑誌か何かで見たことのあった名前だったので、パン屋だと気づいた。
ちょうど朝食のパンを切らせていたので、お土産代わりに買って帰ることにした。

食パン専業のお店。
倉庫みたいな店舗の軒先でパンを販売してた。

・食パン
バターや生クリームなどの油脂類たっぷりてんこ盛り系の食パン。スライスする前から甘い香りが漂っている。
この手の食パンの典型通りに、ものすごく柔らかい。1日置いた翌朝にスライスしようとしてもやわらかすぎて、変形しまくり。
トーストすると表面はごく薄く焼き上がりカリッとした食感になるが、全体的にはやっぱりふわふわ寄り。けど油脂のおかげか、しっとりとした弾力のあるふわふわさ。
お味の方は、これまた典型通りで、あま〜い。

この手の食パンは定期的に食べたくなるなあ。1枚食べたらもう満足しちゃうんだけど。
このお店のパンは悪くはないが、典型例から抜け出せていないレベル。もう一工夫が欲しい。
この系統のパンの最強の座は、ラミが死守。

2014年6月16日月曜日

Giro「Empire ACC」

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そろそろ本格的に自転車に乗る季節になってきた。
モチベーションアップを図ってシューズとペダルを更新した。
まずはシューズのインプレから。

購入したのはGiroの「Empire ACC」
BMCのTaylor Phinneyがここ数年使っている、例の「ひも靴」だ。初代モデルは2013年の新製品として2012年末に発売されたのだが、私が購入したのはそのマイナーチェンジモデルの「Empire ACC」。
ACCっていうのは、どうも「Easton EC90 ACCカーボンソール」に由来しているようだ。その「ACC」っていうのが何なのか、Giroのofficialには記載がないのだが、ググってみるとソールメーカーのEastonのサイトでは「Alminium carbon composite」という言葉が引っかかってきた。
ただし、ACCソールを使ったGiroのシューズの説明には「ユニディレクショナルカーボンを用いたソール」っていう記載があるので、結局は正解はわからずじまい。
初代モデルとの比較もなされていないので、モノが変わったことだけはわかるが、どう変わったのかはわからない。
唯一はっきりわかるのは、ヒールの部分が取り替え可能になった点。長期に使用していると交換したくなる部分なので、これはありがたい仕様。

 このシューズの前に使っていたのはオーストラリアメーカー「Bont」社の「Vaypor」というシューズ。
購入時点では、ソールは当然のこと、恐ろしいぐらいにアッパーも固く、合わない人には「木靴」と呼称される代物。ただし、靴全体が熱成形することができるので、きちんとフィッティングさせれば「木靴」なんていうのは誤解にすぎないということがすぐに理解できる。

余談だが、Bontのシューズは試着できる店が少なくて、ロクに試着しないまま通販で買ってしまったためサイズがわずかに小さかった。そのため、夏でもつま先が窮屈だったし、冬になると足先が血流不全になってしまっていた。
ランニングシューズはむしろつま先にかなり余裕のあるものを選ぶのが一般的なので、その快適性に慣れてしまってからはこの靴が別の意味で「木靴」状態になっていた。
新しい靴を選ぶにあたってBontの靴自体は気に入っていたので新型のVapor plus(BOAダイアルを使ったモデル)も検討したのだが、どうもBOA部分の作りが甘くすぐに壊れるというブログを散見したので、検討対象から最終的に除外した。

ちなみに今まで使ってきたロード用のシューズは、SidiのErgo2Carbon、Specialized S-works Road(2011)、そしてBontである。どれも一長一短あるが、Bontのダイレクト感とホールド感が好きだった。

足のサイズは実測で25.7~25.8cmほど。左右差は1mmほどあるが、どちらも26cmは超えない。 ワイズは測定上3E弱らしいが、上記のシューズのいずれでも明らかに幅が狭いと感じたことはない。甲は高くない。足のアーチは偏平足とまではいかないが落ち気味だ。

さて、そんな私にとってのGiro Empire ACCである。
まずサイズ選びだが、Empire ACCはヨーロッパサイズで0.5刻みで輸入されている。自分の足のサイズだとカタログ上は42(26.0cm)ないし、ややキツメで履くなら41.5(25.75cm)というところ。
試着したお店ではハーフサイズを置いていなかったので、42にしか試していないが、これでも足先はほとんど隙間はなくつま先がギリギリ当たらない程度だった。フルシーズン履くことを考えるとこれよりサイズを落とすことはムリだろう。

そんなわけで購入したのは42サイズ。ワイズはジャストで大きすぎず、小さすぎず。
アッパーは、あたりまえだが、Bontと比べると比較にならないぐらいソフトで、S-worksとくらべても薄くしなやか。
 ヒール部分は、Sidiのように硬質なアキレス腱サポートがあるわけではないが、S-worksのようなふにゃふにゃで脱げそうなヒールとは違い、ふっくらした履き口でフィット感が高い。
シューレースを完全にほどき(バックルやベルクロ、BOAに慣れている自転車乗りには馴染みがないかもしれないが、ランニングシューズでは当たり前の行為)、かかとをコン、コンときっちりフィットさせてから足先から適度なテンションで締め込んでいく。
上述の通り、柔らかいアッパーなので、ランニングシューズと同様にきゅっと足に張り付くようにしまっていく。ここらへんはベルクロとかバックルよりも気持ち良い。
ランニングシューズとは違って、最後のホールが2つ穴になっていないので、足首周りのホールドはどうかと心配したが、全く問題なくきっちりと締まってくれた。余ったシューレースは、甲の部分にあるゴムバンドで止めておける。
ソールはほぼフラットな形状で、必要以上に反り返っていることはないし、Specializedのシューズのようにカントがついているわけでもない。
インソールにはX-static社の製品が用いられており、アーチ部をサポートする機能が付与されている。アーチサポートはパーツを変えることで強弱をつけることができるようだ。インソールのヒールサポートは皆無で、ヒール部分はペラペラだった。

走り始めると、ソールの硬さはBontのそれと比べても極端に柔らかいということはなく、かなりしっかりしている。が、Bontほどガチガチではなく、適度な弾性を有しているようだ。
シューズの重量がカタログ値で215gとかなり軽量なので軽快感は強い。また軽くスプリントまがいのことをしてみても、履き口はしっかりフィットしてくれていた。ただ、ヒールカップのサポートが弱く、靴の中で踵が安定しない感覚がある。この点に関してEmpireを擁護すると、Bontにはsuperfeet社の社外インソールを入れており、このsuperfeetのインソールというものこそヒールサポートをウリにしているものなので、比較すること自体が間違いである。実際、Empireのインソールもsuperfeetのそれに交換したら、この問題は見事に解決した。

価格は決して安いシューズではないが、独特なビジュアルが気に入れば、レースでもちゃんと使えるシューズであろう。



芦屋「BACKEREI BIOBROT」

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関西パン屋巡り200軒の36軒目。
芦屋の閑静な住宅街の一角に赤い屋根のお店がある。童話に出てきそうな、ドイツらしいウッディな内装。
ドイツで修行を積み彼の地でマイスターの称号を得た、正真正銘のドイツパン職人である松崎氏が生み出すパンは、ビオ原料、つまりは有機原料だけ(厳密にはバターは違うようだ)で作られている。玄麦(以前にも書いたが、玄米と同様に精製してない麦)を店内の石臼で自家製粉し、全粒粉として用いる。そのためには、外皮の部分に農薬が残留する恐れのある一般小麦は使えない、という考えなのだろう。
以前にも一度訪れたことがあったのだが、その時は夕方近かったせいか、ほとんどパンが残っていなかった。あまり好きではないのにシナモンロールを買って食べたものの、案の定良い印象は残らず、結果として再訪せずにいた。
最近、自分の中でライ麦に対する誤解が解けて来たこともあり、キチンと評価し直す必要があると感じて再訪に至った。

・クロワッサン
空腹だったので、店舗前でいただいた。
断面が茶色い不思議な見た目。いわゆる正統派フランスパンのもののようなサクッとしたパイのような食感には乏しいが、しっかりと幾重にも形成された層からはバターの豊かな風味とさとうきび的な柔らかな甘さが押し寄せてくる。こんなにも甘いクロワッサンは初めてだ。けど、シロップをかけて焼いてあるようなクロワッサンまがいとは違って、後味は非常にさっぱりしてる。
いきなりガツンと衝撃を食らわされた。

・フォルコーンブロート

  芳醇な柔らかな麦の匂いがフワッと香る。やや薄めのクラストは固めのクッキー的な食感で、ハードではあるがハード過ぎず。クラムは比較的均一な気泡で、目が詰まったいかにもドイツパン。天然塩の柔らかな塩味がアクセント。トゲトゲしい味が全くない。
 
・ヴァルヌスブロート
フォルコーンよりも僅かに酸味が強い香り。クラストも、より薄く、味わいもやや酸味ありで苦味も少しある。くるみは噛み砕くと適度な歯応えとともに砕けて、パン生地の酸味をわずかに中和する。
 
・ロジィーネンブロート

 シナモンの香りとライ麦の酸味が混じった独特な芳香。レーズンとシナモンという鉄板の組み合わせ。食パン風のふんわりした食感で、けど、コクがある。
 
・クノーテン
 小ぶりなロールパンくらいのサイズ。ふわふわっとものすごく軽い食感。けど、もっちりさも豊富で、にじみ出てくるようなナチュラルな甘みがものすごく強い。揚げてないドーナツみたい。
 
「ドイツパンは食べにくい」という定説を覆すパンを作りたい、という思いが込められたパンだと何かで目にしたが、まさしくその通りで、本当に口当たりがよくクセがない食べやすいパン。
素材との対話の中で生まれた優しさと滋味にあふれたパン。
超絶におすすめ。

2014年6月6日金曜日

谷町四丁目「52CHO-ME BAKERY」

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関西パン屋巡り200軒の35軒目。
 
本町界隈で用事を済ませた後、たまたま前を通りがかった。
そういえば食べログでブックマークしてあったお店だと気付き、ランチ用のパンを買うべく入店してみた。
ラインナップはハード系から菓子パン、ベーグルなど幅広いラインナップ。
レジでの支払い時に店主さんに店名の由来を伺ったところ、NYの52丁目から取ったという。無学なため知らなかったが、かつてのジャズの中心地だったところなんだとか。店主さんがジャズ好きなんだろう。店内はあんまりジャズっぽい雰囲気ではなくナチュラルテイストだったけど(笑)
天然酵母を使用したパンがメイン。

◾︎クロワッサン

発酵バターを使っています、と書いてある通り、通常バターとは違う発酵バター特有の濃厚な甘い香りが漂う。ややしっとりしたクラムからはさらに甘い芳香が湧き出てくる。
バターリッチなクロワッサン好きにはおすすめ。バターの香りの強さの割にはライトな食感であったけども、それでも自分にはちょっとヘビーだった。

◾︎栗の花蜜とバターのパン

表面はパリっと張りがあり、クラムはふわっと、ややモチっとソフトめに焼かれたパンに栗の花蜜とバターを挟みこんであるパン。
パンは文句なしに美味しかったが、自分には栗の花蜜が合わなかった。またバターも多すぎてちょっとヘビーだった。(じゃあなんで買ってん、笑)

◾︎石臼挽きのバゲット(ミニサイズ)

フルサイズのものとは焼き加減が異なるだろうから、同列には並べられない部分はあるだろうけども、なかなか好みの一品であった。
カリっと香ばしく焼きあがったクラストはよく噛むとモチモチした食感になってくる。クラムも非常に香り高く、これは石臼引きの小麦がなせるわざなのだろうか。塩加減といい、水分量といい、自分のストライクにかなり近しいものだった。

◾︎カンパーニュ

これも香りが素晴らしい。クラストはガチガチ過ぎないので、万人受けしそう。ライ麦の酸味も程よく、麦の確かな旨味がしっかりと引き出されている。

ラインナップは幅広いが、今回頂いた中では、店名に反してフランス系正統派ハード系パンが美味しかった。食パンも美味しそうだったし、近所の和菓子屋さんが作った餡を用いているというあんパンも食欲をそそるものだったので、ぜひ再訪したい。

2014年6月3日火曜日

祖師ヶ谷大蔵「L’atelier de Plaisir(ラトリエ ドゥ プレジール)」その2

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◾︎ル・パン・ド・メテイユ

ライ麦と小麦を同量使ったパンを「メテイユ(「混合」の意)」と呼ぶそうな。
ここの場合、さらにライ麦2種、小麦3種を混ぜているという。
開封するとツーンと酸味のあるライ麦の香ばしさ。けど、その酸味が決して刺々しくなく、先端が丸まったような香り。
モッチモチの生地で含水率が非常に高そうなのだが、全くダマっぽさがない。ぱっと見でダマになってなくても、噛もうとして生地が圧縮されるともちゃっとした食感になるパンは多いが、ここのはそれがない。
2.6円/g(写真で500gほど)

 
◾︎パン・アンティーク
 
古代小麦2種と、有機小麦1種の計3種を玄麦(玄米と同じで精製していない小麦)のまま石臼でひいたものを使ったパン。
ライ麦がないので
酸味はごく控えめ。やはりモッチリしてるけど、水分はメテイユより少なめで、甘みが本当に強い。噛めば噛むほど甘くなるとはこのことだ。
3.8円/g(写真で300gほど)

 
◾︎パン・オ・フリュイ・ルージュ2014
カシューナッツ、ピスタチオ、クルミ、レーズン、サルタナレーズン、カレンズ、クランベリー、サンマスカットレーズン、インカベリー、いよかんピール、オレンジピール入り。
これだけでもスゴイ(笑)のだが、水は使わずに山葡萄の果汁で練り上げているというこだわりよう。

開封すると、ライ麦のそれとは明らかに異なる果実風の甘酸っぱい香りが立ち上り、さらに顔を近づけるとフィリングの香りもかすかに感じる。
これだけの種類のフィリングを使って、味が破綻せず、むしろほどよいバランスとなっているのに舌を巻く。自分でパンを作ってみたらわかると思うが、適当に混ぜれば良いというものではなく、配合のバランスは案外難しい。

パンの焼き加減も絶妙で、この手のフィリングタップリのパンはややもするとフルーツケーキっぽくなりがちだが、生地のドライ感はさすが。
3.2円/g(写真で650gほど)
 
◾︎パン・オ・ノワ・エ・レザン・オ・フロマージュ


カリッと固く焼かれたレーズン・くるみパンの中にクリームチーズが挟み込まれている。パンの断面に占めるチーズの割合が高く、生地の大部分がクラストみたいな食感。チーズの柔らかさとクラストの固さが好対照で見事にマッチ。レーズンの甘味とくるみの香ばしさ、チーズの酸味・甘みが渾然一体となる。凄まじく美味かった。360円
 
◾︎パン オ レザン エ オ ロマラン 


こぶし大ぐらいのこぶりな食パンといった外見のパン。ローズマリーとシナモンを混ぜた生地を使っているとのことで、独特の爽やかな香りに包まれる。フィリングとしてレーズン、サルタナ、クランベリーを練り込んであり、ドライフルーツの仄かな酸味と豊かな甘味が食欲を刺激する。290円
 
【総評】
一見しただけでは、そのあまりにもシンプルな外見に惑わされて、凡百なパンと混同してしまいそうになる。が、実際には、目を凝らして生地を観察すれば、その美しさにため息すら漏らしてしまうほどであった。
 一切奇をてらうことなく、正統派なフランスパンの伝統を守りつつも、麦や酵母などの素材や発酵方法・焼成方法などのパン作りの基礎たる部分を徹底的に追求し作り上げた至高のパンといえる。
「シニフィアン・シニフィエ」とはパンの傾向こそ違いはあれども、目指している方向性は似通ったものを感じる。老舗料亭の料理人が和食を極めんとする姿に通じるものがある。シンプルさの奥に見えるこの上ない複雑さ。ある種の哲学性すら帯びているこういったパンを、残念ながら関西では見かけたことがない。
ただし「プレジール」も「シニフィアン」も、価格が高すぎてさすがに普段使いは無理。まさに「高級料亭」であって、ハレの日に頂くような特別な存在のパンと言えよう。

祖師ヶ谷大蔵「L’atelier de Plaisir(ラトリエ ドゥ プレジール)」

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パン屋巡り全国編。

東京出張の折に、2月には訪れることのできなかった祖師ヶ谷大蔵の「L’atelier de Plaisir(ラトリエ ドゥ プレジール)
」を訪ねた。
小田急線祖師ヶ谷大蔵駅と成城学園駅の間、閑静な住宅街に店を構える。
事前に予約した方が良いというクチコミを参考に、3日前に予約しておいたのだが、大正解。
平日にも関わらず、12時オープンなのに14時半訪問時にはすでに売り切れ閉店状態であった。ここまで早いお店は見たことがない。

あれやこれやと買い込んでしまい、支払いは6000円弱(笑)、重量も3kg近くなり、立派なお土産になった。

様々な種で起こした天然酵母を使うのが特徴で、また店内に設置した石臼で自家製粉するというのもポイント。

◾︎バゲット
バゲットは日替りで内容が変わるとのこと。この日は、石臼引きの小麦粉を使ったものです、との説明を受けた。HPによると甘みを引き出したバゲットだそうな。
かなり細長い形状で厚みも薄め。
断面を見て、思わずため息が漏れた。

写真では魅力を写しきれていないのが残念だが、ここまで美しいバゲットの断面を見た記憶がない。
ぱっと見でも大小様々な気泡が見事なまでに入っているのはお分かりいただけると思うが、さらに注意深く観察すると、クラムには1mmにも満たない微細な気泡が無数に形成されており、その気泡の間を埋めるかのようにパリッとグルテンでよく繋がった生地が存在する。
食感もまさにこの見た目通り。カリッとした薄めのクラスト、そしてクラムはグルテンのもちっとした食感を伴いつつも軽い歯ごたえで、ぷちゅぷちゅっと気泡を潰しながら噛みしだいていく、そんな感覚。
小麦の香ばしさも素晴らしく、雑味が一切ない。むせかえるような濃厚な味わいではないが、決して淡白ではない深い味わい、甘み。
これはスゴイ。
460円
◾︎ディンケル・トーストブロート
スペルト小麦を使ったパン。「スペルト小麦」とは、現代に一般的に使われている小麦の原種にあたるような古代小麦なんだそうな。
このパンの特徴としては、食パンにはよく使われる、砂糖・バターのいずれもが不使用とのこと。砂糖は酵母の餌になり、またバターはパン生地の可塑性を高めふんわりした伸びの良い食パンに仕立てるためのものだ。これら抜きということはバゲットなどのフランスパンと同じような材料になる。
さて、その食感はというと、およそバターも砂糖も不使用とは思えぬほどにふんわり、もっちりしたいわゆる食パンらしい仕上がり。ただ、味わいは大きく異なり、砂糖や油脂のわかりやすい美味しさではなく、小麦を酵母が醸すことにより生まれた自然な甘み。これがスペルト小麦の味なのか、穀物らしい苦味にも似た風味がかすかに漂う。これまた素晴らしい逸品だった。
700円
その2へ続く

2014年6月2日月曜日

おかわり「サミープー」

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仕事帰りに夕食としてのパンを購入。
21時までやってくれているのは本当に貴重。

◾︎バターはおいしい
食べログのレビューには「クイニーアマン」だと書いている人がいたけど、別物やと思うな・・・。
表面はいわゆるクイニーアマンのようには固められておらず、硬めのデニッシュパンという表現の方が近しい。
味わい的にもその名の通りバターがかなりふんだんに使われており、焼けたバターの甘い香りが鼻腔をくすぐる。

◾︎クロワッサン

比較的さっくりした食感。バターの風味がきつすぎず食べやすい。

初回に訪問した時よりも、今回の方がパンの中までしっかり火が入ってる印象で、美味しく感じられた。

南丹・胡麻「Sonne Und Gluck(ゾンネ・ウント・グリュック)」

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関西パン屋巡り200軒の34軒目。
 
この日の目的地として向かったのはJR胡麻駅近くにある「ゾンネ・ウント・グリュック」さん。 
関西のサイクリストからは定番の休憩ポイント(いや、目的地か)として認知されているお店。 昨年作成したパンジャージにも、もちろんこのお店のロゴを入れさせていただいた。 このジャージを着用して伺うのは初めて。1年以上も「聖地巡礼」が伸び伸びになってしまっていた。 


お店には10時15分頃に到着。 サイクルラックに自転車をかけて店内へ。 店外のカフェスペースで頂くパンを2つと、おみや用のパンを2つ購入。 

◾︎クロワッサン・オン・ダモンド 
いわゆるクロワッサン・オン・ザマンド。(写真右)
◾︎キャラメルクッペ(?、うろ覚え)
バケット風のカリッとしたクラストのパンにキャラメリぜした砂糖をコーティング。カットした中にもキャラメルがながれこんでいる。(写真左)

いずれもライディングで疲れた身体に染み込むようなお菓子風味のパン。片田舎ののどかな雰囲気に浸りながらいただくパンの美味いこと!
サイクリストに優しいお店で、上記の通りラックも作ってくれているし、ボトルへの給水もお店側から尋ねてくださる。無垢の木材で作られている店内の床には、クリートは優しいとはとても言えないとは思うけども、快く我々を受け入れてくださるその姿勢にはただただ脱帽するばかり。

おみやは食パン(確か全粒粉のパン)とドイツパンっぽいものをチョイス。

パンジャージにロゴを使わせて頂いたお礼を伝えると、逆に気を遣わせてしまい、看板商品のひとつ、ダダを頂いてしまった。恐縮することしきり。ありがとうございました。
ダダは帰りのひいらぎ峠を越えたところで補給食として頂いた。
◾︎ダダ
チョコレートをマーブルリング状に焼き上げたパン。見た目はかなりさっくりした食感かなと予想したがさにあらず、デニッシュ生地にチョコを混じたパンでふんわり食感であった。
疲れが吹っ飛ぶ心地よい甘さ。

帰宅後にも早速おみやを頂く。
◾︎食パン
全粒粉入り。とにかく非常に香ばしい。ふわりとした食感で、全粒粉の強い風味を堪能できるが、全体のバランスがよくて、そのままでも十分美味しい。トーストしてジャムを塗ると一層美味しい。これはかなりオススメ。


◾︎ドイツ風のパン
ライ麦混の典型的なドイツパン。酸味は結構強め。クラムは比較的水分が少なめで、ドイツパンにしてはふわっと乾き気味で軽い食べごこちであると感じた。


 
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