Pages

  • RSS Feed

2016年12月31日土曜日

シュトーレン食べ比べ2016

0 コメント
 
今年もやってきました、シュトーレン食べ比べ。
当ブログの貧弱なコンテンツの中では比較的アクセス数の多かった2014年度版に引き続き、今年もやっちゃいます。
(本当は去年も記事を書きかけていたんだけど、めんどくさくなってお蔵入りにしちゃいました。)

今年は7店舗のシュトーレンを買ってみた。

  • 大阪・北新地「シュクレクール」
  • 大阪・肥後橋「ラ・フルネ」
  • 大阪・靱公園「ルルット」
  • 兵庫・西宮「生瀬ヒュッテ」
  • 東京・新宿「デュヌラルテ」
  • 東京・新宿「プチメック東京」
  • 岐阜・高山「トラン・ブルー」
1. 大阪・北新地「シュクレクール」 
個人的には大阪で最も好きなパン屋さん。今年の5月に北新地に新店舗ができたおかげで以前よりも購入する頻度が増えた。
シュクレクールのシュトーレンを買うのは、今年で3年連続?

開封時期は販売開始から1週間も経たないぐらい。
この時期ですでにしっとりした生地で、スパイスの芳香が今回の6種類の中でも最も際立っている。ナッツが比較的多めで、ドライフルーツも洋酒がしっかり、だが過剰ではない程度に利いており、相変わらず完成度は高い。

2. 大阪・肥後橋「ラ・フルネ」
いつかパン屋紹介の記事にも挙げねばと思ってるお店。2年前にフレンチレストラン「トゥールモンド」跡地にオープンした。谷町の「gout」で修行したシェフが腕を振るう。「gout」の前にはパティスリーでも修行をしていたそうで、お菓子もケーキも美味しい。

開封時期は販売開始から1週間以内。
開封した瞬間、鼻にツーンと来るほどの洋酒の風味。正直、私にはちょっときつすぎて、最初の数日はほとんど手を付けずに酒が抜けるのを待ったぐらい。
程よく落ち着いたあとでは、生地のしっとり具合やフィリングの味わいともに非常に好み。スパイスの風味はお酒に押されてちょっと控えめな印象。
幾分大人な味わいのシュトーレンといったところか。

3. 大阪・靱公園「ルルット」
小ぶりなシュトレーン。生地がパサッとした食感で、スパイスの風味もやや乏しい。フィリングもいささか物足りない感じ。ちょっと好みではなかった。

4. 兵庫・西宮「生瀬ヒュッテ」
当ブログでも取り上げた、旧タケウチの新店舗。NHKのプロフェッショナルで取り上げられてしまったせいで、なおさら予約しにくくなった感がある。店舗では予約者しか販売してくれないのでシュトーレンを取り扱っていたのかは分からないが、毎年大阪市内の提携ショップ数店舗でシュトーレンの委託販売を行っている。
私は淀屋橋のカフェで購入した。

開封時期は販売開始から1週間以内。
開封時点ではかなりパサパサしたドーナツみたいな生地感。フィリングも独特で、柑橘類が主体、かつ量も少なめ。スパイス、洋酒ともにアクセントは控えめ。生地そのものだけを捉まえると美味しいのだが、少なくとも私の求めているシュトーレンではないなと感じた。
そこから2週間ほどじっくりと食していったところ、さすがに最後の方にはかなりしっとりとしてきて、ようやく全体が調和した。
ただ、やはり期待値ほどの仕上がりではない印象。

5. 東京・新宿「デュヌ・ラルテ」
表参道に本店を構えるパン屋さんのデパ地下店。新宿伊勢丹B1Fで購入。
小ぶりな分、1000円前後と購入してみやすい価格帯だったので予定外に購入。

購入後、およそ10日〜2週間ほど経過後に開封。
失礼な話ではあるが、正直全く期待せずに買っていたのだが、それに反してかなり好みの一品だった。ギュッと詰まった生地はしっとりと、フィリングは決して大きな断面ではないにもかかわらず十分量が充填されており、ややスパイス感は乏しいものの、レーズン系主体のドライフルーツのジューシーさが特筆すべきであった。

6. 東京・新宿「プチメック東京」
何が悲しくて京都のお店のシュトーレンを東京で買わねばならぬのか、というツッコミはさておき、わが愛するプチメックのシュトーレンは初めてである。

購入後およそ10日〜2週間ほど経過後に開封。
いわゆる王道系のシュトーレンで、生地、フィリングともに申し分がない。表面の砂糖は粉糖ではなくてグラニュー糖のような目の粗いものを使っているのが目を引く。
そつがないのだが、逆に言えばここならではという特徴に欠けるという言い方もできるかもしれない。また、日をおいて食べたときに、他の店はしっとりしてきたのにここのはあまり変化が感じられなかった。察するに、表面の砂糖の目が粗いがゆえに、他のシュトーレンで見られるような、砂糖が生地にジュワッと溶け込んで一体化していきにくいではないか。

7. 岐阜・高山「トラン・ブルー」

今回の本命。昨年のツーリングで念願の訪問を果たした、飛騨高山の名店。
お取り寄せになるシュトーレンは価格が5000円弱と一見VIPクラスながらも、サイズも他店の倍ほどあり、グラム単価でいくとほぼ差はない。

11月半ばとかなり早めに到着したので、1ヶ月ほど寝かしてから開封。
これまたド直球の王道シュトーレン。粉糖できれいにコーティングされた生地からは、ほどよくスパイスと洋酒の香りが漂い、かなり多めかつ大振りなナッツの食感がアクセントになりつつ、ドライフルーツの甘みが滲み出す。
開封した直後は1ヶ月もおいてた割にはそれほど熟成が進んでおらず、わずかにしっとり感が足りていなかったが、それは乾燥剤の入った密封状態だったためであろう。開封後は、一気に熟成が進み、日に日に風味が増していく。開封直後のほのかな物足りなさは完全に消え去り、ラスト数切れは食べるのが惜しいぐらいにしっとりと美味しかった。

***********
年々シュトーレンを作るブーランジェリー、パティスリーが増えてきていて、どこのを選ぼうかと迷いに迷う贅沢な悩みに苛まれる。
去年、一昨年と購入した「シニフィアン・シニフィエ」のシュトーレンは、もはや至高の存在すぎて別格扱いなので、今年は敢えて買わなかった。

安定した美味しさの中にもピリッとアクセントを利かせてくれる「シュクレクール」のシュトーレンが関西の横綱であろうか。私の好みとしては今回のベストワン。

予定外に購入して嬉しい誤算となったのが「デュヌラルテ」。これはいつかリピートしてみたい。

総じて言えることは、ハード系のパンが美味しいところは、シュトーレンも美味しいということ。ブラインドで買うときの一つの指標にすると良い。

分類で言えばケーキに近い気もするが、発酵や熟成という要素が絡むからには、ブーランジェリーの分野なんだろうか。来年はパティスリーのシュトーレンをいくつか買ってみて、そのあたりを調査してみたい。

Garmin Forrunner 735XT

0 コメント
 
ランニング用ウォッチをアップデートして3ヶ月ほど経ったのでそろそろレビューなど。

私が以前に使っていたのは910XTというトライアスロンモデル。モデル末尾のxtというのはおそらく「クロストレーニング」の略なんだろう。
高度計が逝ってる以外にはさしたる不具合はないものの、不満点が3つほどあったので、買い替えを決意した。

不満の1点目は、Bluetooth不搭載なこと。
スマホアプリでGPSログを取れて、即データをアップできるご時世に有線で繋いでデータ転送っていうのがストレスに感じてきた。
735ではスマホとBTで接続してガーミンコネクトにデータを即アップできる。ガーミンコネクトの設定次第では、STRAVAやTrainingPeaksなんかにもデータを転送することも自動でやってくれる。
走り終わった後に、トレーニングログを終了さえすれば、特に追加の操作は必要なく自動でスマホと接続してくれるのも非常にありがたい。
もはや有線接続はありえない。

この機種のもう一つのウリが、光学式心拍計。HRMベルトを装着せねばならぬのが、910XTの2つ目の不満点だった。
私は光学式心拍計の元祖「Mio」を新し物好きで購入してはいるのだが、コレがまた初物の宿命で不具合が多い。安静時の測定には概ね問題ないのだが、高強度になると途端に計測が怪しくなりHR200とかの異常値を連発し始める。どちらかというと、高強度域でこそ正しく測定して欲しいわけで、この測定精度の低さは致命的ゆえ、ほぼ使うことはなくなった。

では735XTはどうか。
結論から言うと素晴らしい測定精度である。
購入してから2ヶ月ほどで、明らかな異常値は「一度も」認めていない。
この手の光学式HRMでは起動時のキャリブレーションが大事なようなので、いつも大体玄関先で靴紐を結び始めるあたりで起動しておくと、ちょうど良い塩梅でキャリブレーションが終了する。
また光学式HJRMでは装着する部位にもコツが必要で、一般的な腕時計よりも中枢側(肩関節側)に装着したほうが読み取り精度がアップするらしいのだが、735XTに限って言えばどこに装着しても異常値を吐くことはない。

最後の不満点がGPSの検出速度の異常な遅さ。
910XTでは下手したら大げさではなく5分ぐらいGPSを検出できないことがあった。
その点、735XTは爆速で、60秒以内にはほぼ確実に捕捉してくれる。もっとも、EdgeシリーズやeTrexシリーズの比較的新しい機種とはほぼ同等なので、910XTが異常に遅かっただけだとは思うが。

ただし、GPSの測定精度については、若干微妙な部分もあることを記載しておく。私はほぼ毎日同じコースを走るのだが、特に走り初めの1kmが日によって10mほど誤差がある。距離を重ねるにつれ誤差が広がっていくというようなことはないが、ちょっと気になる点ではある。

ここまで述べたような機能であればわざわざ735XTを買わずとも、ランニング専用モデルである235を買えば済む。私があえて735XTを選んだのは「ランニングダイナミクス」の測定ができるからである。
加速度センサーを利用して、ランニング中の上下動や片足ごとの接地時間、接地バランスなどを測定できるという機能。
パッと見はすごそうな機能ではあるのだが、実際に使ってみると結構微妙な機能であることがわかる。
まず、「測定するには心拍ベルトをつけなければいけない」という問題。これを付けなくないから光学式HRMにしているのに、である。時計本体に加速度センサーを付けても体幹部の上下動はもちろん測定できないので仕方ないのではあるが、スマートさにかけるというか、本末転倒感は拭いきれない。
もう一つは「測定したからどうなんだ?」って言う問題。例えば私の場合、接地時間が理想値よりも若干長いのだが、それが分かったところでどのように改善すればいいのかがわからない。単純に引き足を意識すればよいというものでもないだろうし。活用できないデータは取ってないのと同じである。
そんなこんなで、買って数回使った後は、ほぼお蔵入りしてしまっている機能である。

とまあ、結論から言えば下位モデルで十分なのではあるが、モノ自体には非常に満足している。

2016年10月31日月曜日

第6回大阪マラソン: グループエントリーの闇「グループエントリーするべからず」

0 コメント
 
またもや8ヶ月ぶりの更新。
化石ブログですが、備忘録的に残しておくべきだと思ったネタがありますので、更新します。

昨日、大阪マラソンに参加して来ました。
第1回からエントリーし続け、落選し続けること5回。

今年も一応エントリーはしてみるかって思ってたところに、嫁さんの職場がグループエントリーするので乗っからない?とお誘いを頂戴した。
そういえば、うちの職場の誰かも「グループエントリーの方が当たりやすい」みたいなことを言っていたので、じゃあせっかくお声かけをいただいたし、ということで深く考えずにお返事した。

そもそも2014年の京都マラソンに出たのを最後に、ランニング熱もかなり冷めてしまい、
気が向いたら10kmほど走るかっていうような自堕落な生活になっていたので、
当たったらまた練習するべ、ぐらいで考えていた次第。

本当にグループエントリーが当たりやすいのかどうかは知らないが、
結果的には見事当選し、6回目にして初の参加権を獲得した。

さて、せっかく出るからにはと、8月から本格的にランニングを再開。
クソ暑い中、2年半前のペースからは程遠いペースでしか走れない自分に愕然としつつ、
距離を積み重ねた。
9月はおそらく人生最多距離を走りこんで地足を作り、10月は強度を上げて心肺をしっかりいじめた。
10月中旬には、2年半前と似たようなペースで走れるようになっており、あわよくばサブスリーも狙えるかもっていうぐらいまでには仕上がった。

・・・が、油断したのか、レース1週間前に宇都宮まで自転車のジャパンカップを観に行ったどこかで風邪をもらってしまったようで、火曜日から体調が急激に悪化、水曜日は仕事を休んで寝込む有様。頭痛は金曜まで残っていて、ようやく回復したなと実感できたのが前日という最悪な調整期間となった。
この1週間、走るどころか、まともに歩くことすらままならぬ時間もあったりで、不安がいっぱいのまま当日を迎えた。

快晴で、気温も暑すぎることなく、マラソン的にはベストに近い。ちょっと風が強いかなって言うぐらい。
体調も一応は回復してるっぽいし、よしやるぞ・・・と意気込んだんだが・・・。

結果を先に書くと、3時間23分33秒。
全然ペース上がらんし、脚も痛くなるしで、散々な結果に終わった。
今まで計4回のフルマラソンでのワースト記録である。
(ただし後述するような理由で悔しくもなんともなかったりする。)


と、ここまではある意味、蛇足な部分。
本題は大会の運営というか、「グループエントリーの闇」の部分について。

私の知る限り、世の中のあらゆるマラソン大会では、スタート時に走力順に並べるようにということで、エントリータイム順にブロック分けされて、事前に指示されたブロックに列を作ることになる。
速い人が前に並ぶのは言わずもがなで、これがちゃんと機能すればスタート直後の大渋滞は発生しない。
実に理にかなったシステム。

ただし、大阪マラソンに関しては例外が存在する。
それが「グループエントリー」である。

自分が代表になってエントリーしたのではなかったので詳細を知らなかったことに責任があるのだが、グループエントリーではどうやら個人のタイム申告すら無いようなのだ。
つまり、速かろうが、遅かろうが、グループひとまとめでのスタートとなる。

そんな有象無象の集団なので、グループエントリーは個人エントリーランナーたちのブロックの後ろに整列することになる。
今回で言えば、私たちのグループは、A~Pブロックまであるうちの、あろうことかPブロックに割り当てられてしまった。

今回の大阪マラソンの参加者はフルマラソンと8.8kmのチャレンジランが混走で、合計3万2千人。
ざっと見積もって、スタート時点ですでに3万人が前にいることになる。


じゃあ、これが実際どう影響するのかというと、走力に応じて3通りのパターンがある。

1つ目は私のように比較的速いペースで走りたい人の場合。
スタートから延々と前に人間の壁が出来ており、全くペースが上げられないことになる。


上の表は、今回の私の5km毎のラップタイムである。
何がサブスリーやねんっていうようなお恥ずかしいタイムだが、注目していただきたいのは、左から2列目の「通過時刻」と、右端の「順位」欄である。

まず「通過時刻」。
スタートの号砲が鳴っても(そもそも号砲すら放送でしか聞こえないぐらいスタート地点と離れているのだが)列は5~10分ほどは微動だにしない。
ようやくのろのろと動き始めても、歩いているだけ。
そんな調子でゆっくりゆっくりと列は進んで、ようやくスタートラインを越えられたのが25分後!
しかも、どうやら30分以内にスタートしないとその時点で失格らしい。
私の後ろにもまだ3000人ぐらいはいる計算になる。この人たち、本当に大丈夫なのか、心配になる。
こんなぎりぎりのタイム設定の必要あるんだろうか。

で、ようやくスタートラインを越えても、真の地獄はここから始まることになる。
眼前に広がるのは見渡す限りの人、人、人。
自分のペースで走ろうにも前の人波が壁となって全く進まない。
それでも無理に隙間を見つけてはすり抜けて、時には縁石に飛び乗って身をかわしたりしつつ、少しずつ前に進んでいくのだが、さすがに前にいるのは3万人。一向に人は途切れない。

スタート直後はがんばってすり抜けしてたけど、2kmほどでこりゃあかん、と思い始め、
千日前筋に入って遠方を見渡した時に人波が視野の境界まで続いてたときに、今日のレースは終了、ジョギング大会へ変更と気持ちが切り替わった。

結局、ラップタイムを見てわかるように、15~20km近くからようやくそこそこのペースで走れるようにはなってきたものの、それでも時折前に詰まり、ストップ&ゴーのインターバルを要するような状況であった。
自分の記憶では、芦原橋前後あたりからはほとんど気にならなくなったような感触だ。

このストップ&ゴーと、不要なサイドステップが地味に脚を削ってきてたようで、
25kmぐらいからは股関節が異様に痛くなり、ペースが著しくダウンしてしまった。
30kmすぎからはキロ5すらキープできていない有様。
いくらジョギング大会とは言え、つらい。

まあ、そんなこんなで、速いペースで走りたい人は絶対にグループエントリーしないこと!!!
お祭りに参加するつもりならOKだろう。


つぎに、2つ目のパターン、完走ぎりぎりペースの人たちのことを書く。

このレベルの人たちも、ある意味、被害者となる。

完走ぎりぎり、つまり足切り関門の時間設定は「号砲から」で設定されているからである。
個人エントリーの人は、同じぐらいの走力でも、おそらく5~10分は早くスタートラインを越えているだろうから、単純に言ってそれだけハンデになるわけだ。

実際に、うちのグループの方々は、私以外の大半が制限時間ぎりぎりでゴールしたのだが、
そうした人たちにとっての10分が如何に大きいものかは想像するに難くない。

個人エントリーでは完走できた人が、グループだったばかりに完走できないなんてことがあり得るんだから、バカバカしくてやってられないだろう。

最後に3つ目のパターン、その中間層の走力の方々について。
この人たちが一番グループエントリーに向いている。
具体的には5時間前後で完走する人たちである。
極端に前に詰まることもなく、足切りにおびえる必要もない。


最後に大事なことだから、重ねて言う。

速いランナーは絶対にグループエントリーしたらダメ!!!!
完走狙いの人もグループエントリーしちゃダメ!!!!

私が検索した限りでは、この「闇」について触れられているブログはなかったので、誰かの目に留まればと思いここに記す。

2016年2月4日木曜日

「生瀬ヒュッテ」つづき

0 コメント
 
承前。

つづいては「かたいパンセット」と食パン2種類の紹介を。
※田舎パンとライ麦パンは入れ替わってる可能性あり。

かたいパンセット  4個 1600円+消費税
•天然酵母 田舎パン
いわゆる「ハード系」に一番近いパンだろうか。薄いがパリッとしたハードっぽさのあるクラストに包まれるクラムからはほのかに酸味が漂う。ライ麦の酸味だろうか。
名前の通りの素朴さで、これはやはり食事に合わせて食べるべきパンだろう。

•天然酵母 ドライトマトとオリーブ、カシューナッツ
あれ?ピザ食べてるんだっけ?って思うほどに、オリーブとトマトの主張が強い。オリーブは酸っぱいのは苦手なのだが、ほとんど酸っぱさはなく、あの香りのみがただよう。生地はもっちりしてて、それもピザっぽさを演出。

•天然酵母 クリームチーズと黒胡椒
クリームチーズの爽やかな酸味に黒コショウのピリッとしたアクセント。一見するとフィリングが少ないようにも思えるのだが、くどくなりすぎずにあくまでさりげなく。

•ライ麦パン 安納芋と豆
ライ麦のほんのりした雑味のなかに埋め込まれた宝物のように時折顔を出す芋豆の素朴な甘さが絶妙。また、表面のごまの風味も食欲をさらにそそる。


・本日のスペシャルパン:ライ麦パン
ライ麦パンっていう名前ではあるけども、田舎パンの方がライ麦っぽさは強いかなという印象。
どちらかというとライ麦パンは苦手、とかライ麦パンを食べたことがないっていう人に向いてそうな尖った所の少ない、それでいて主張すべき風味はちゃんと残っているという印象。
フィリングももちろんなにもないけど、パクパクっとそのまま軽く食べちゃえる。

「かたいパン」とはいうものの、総じていわゆるハード系に比べると軟らかい。いわば「セミハード」。
タケウチのハード系は旧店舗でもこういう感じだったように記憶している。

続いて食パン。

・山小屋食パン 500円+税
写真で見てもらってただけではわからないと思うが、とてつもない重量感。
サイズ的には2斤程度の大きさなのだが、重量は3斤分ぐらいありそう。
切ってみてよくわかったが、密度がすごく高い。そのためか型崩れの気配すらない。
断面を仔細に眺めても、触って確かめてみても全くダマになってないのがスゴイ。よくあるバター超リッチのふわふわ食パンが羽毛布団的な触感だとすれば、いわば高密度ウレタンっていう感じ。
6枚切りサイズにカットしたものをトーストしてみたが、加水率が高いためか、内部まで焼けずに表面だけカリッとごく薄く焼きあがり、表面と中心部の弾力差がすごいことになっている。
バターの香りはあまり主張せず、猛烈に立ち上る麦の薫りにむせびながら、むちゅむちゅっと高弾力を自らの歯牙で愉しむ悦楽。たまらんです。

・胚芽食パン 500円+税
傾向的には山小屋と同様で、高加水率のパンであろう。
胚芽の雑味と粒状感がなめらかな舌触りにアクセントを加える。
山小屋と甲乙つけがたい。これはやっぱり2本とも買って、日替わりで、もしくは両方を愉しみたいものだ。


両方を愉しんでいる図。


薪窯の特徴なのかどうなのかはわからないが、焼きあがったパン全体への火の通り方が比較的均一な気がした。もちろん天板において焼いているパンがほとんどなのであろうが、全体がむらなく焼けているような印象。
また、全てのパンについて麦の薫りが素晴らしい。旧店舗のタケウチでは、比較的バターリッチなパンが目立っていたし、もしくはフィリングに凝ったパンも多かった。今回は開店間もないということでまだ窯の特性をつかみきっておらず比較的シンプルなパンにされたのもかもしれないが、奇を衒うことなく素材の良さと製パン技術のみでド直球の真っ向勝負というお品書きだったように感じた。

タケウチ不在の間に、私の好みがずいぶんハード寄りに偏向してしまったことがあり、もう少しハードっぽさがほしくなってしまうのは事実だが、魅力的なパン屋が復活してくれたことは素直にうれしい。
ぜひまた再訪したい。

西宮 生瀬「生瀬ヒュッテ」

0 コメント
 
1年間まるっと更新をサボっておりました。諸般の事情により、パン屋の新規開拓ペースは落ち込んでいますが、気になる新店舗や移転も相次いでいますので、ぼちぼちと更新を再開していきます。

関西パン屋巡り49軒目:生瀬「生瀬ヒュッテ」


靭公園脇にあった名店「ブーランジュリ タケウチ」が閉店したのが2013年1月末のこと。
閉店時より「西宮生瀬に移転します」とのアナウンスがあり、確かその時点では1年以内にオープンします的なアナウンスだったようなおぼろげな記憶があるが、結局は延びに延びて3年の時を経て2016年1月25日に満を持してのオープンとなった。
店舗名も「生瀬ヒュッテ」に生まれ変わった。

場所は176の生瀬1交差点を北に折れ、さらにすぐに左折して武庫川を渡り花の峯という住宅街に入っていく坂の途中である。
私は宝塚在住なので、新店舗の工事途中の写真から大体この辺だろうなと当たりをつけて現地調査に赴き、実際に場所を特定していた(笑)
その時ふと思ったのが旧店舗閉店時の異常な混雑ぶりを考えると、この閑静な住宅街で普通の営業を行えば週末はどエライことになるのではないだろうか、ということ。間違いなく路駐の車で溢れかえり、地域住民との軋轢が生じるだろう。

その疑念への答えが「予約販売のみ」であった。
毎週月曜日の10〜14時に、その週の火曜日〜金曜日の販売分の予約を受け、それ以外は販売しないという営業形態である。しかも受け取り時間も10〜14時なので、地域住民への影響は少なさそうだ。
どうやら竹内シェフと奥様のお二人での営業をなさってるようで、マンパワー的にもこの形態の方が良いだろう。
さらに言えば、予約のみなので通常のパン屋では避けられない売れ残りの問題が完全に解決され、また辺鄙な場所へわざわざ予約して出かけるのだろうから自ずとまとめ買いしたくなる心理も重なって客単価は自ずと高くなるだろうし、かつパン自体の販売もセット販売のみにしてあるためさらに客単価は向上。
この短い短い営業時間でも十分にやっていけるのだろうと余計な邪推をしてしまった。

閑話休題。
新店舗オープンの報を受け、早速予約を行った。比較的すぐに繋がりスムースに予約は終えられた。
せっかくなので全種類を予約したのは当然のこと(笑)

たまたま仕事が休みになった妻に頼みこんで受け取りに行ってもらった。よって、私自身はまだ新店舗には立ち入っていないことをお断りしておく。





内外装は店名から連想しうる通りログハウス。新店舗のウリは何と言っても「薪窯」。これをやりたくて旧店舗をたたんだのかもしれない。
その薪窯からどんな素敵なパンが焼きあがってくるのか楽しみで仕方ない。

1月・2月のパンは
•かたいぱんセット 4つで1600円
•あまいパンセット 5つで1200円
•山小屋食パン 500円
•胚芽食パン 500円
の4種類。
あと実際に行ってみると、もちろん予約した人にしか売っていないのだが、あと2つ単品販売があったとのこと。(もちろんゲットしておいてくれた。)

今回は、まず「あまいパンセット」の紹介を。

あまいパンセット1200円+税


•イチジクとクルミの胚芽パン
球形のふわふわなマフィンのような外観。珍しい型を使うあたりがタケウチらしい。
生地のフワッととろける滑らかさ、胚芽の粒状感、クルミのざっくりとした歯ごたえ、イチジクの甘みが融合。

•2種レーズンのミルクパン 
従来のタケウチっぽいパン。ほのかに甘いふんわり、もっちり生地に、2種類のレーズン。カリフォルニアとカレンズ?

•クランベリーとホワイトチョコのミルクパン 
生地は同じ。クランベリーの酸味と、ホワイトチョコの濃厚な甘みが引き立てあう。ただしフィリングはかなり控えめで、あくまで主役は生地だろう。

•天然酵母 チョコレートとバナナ
生地そのものにチョコが練ってあり、見た目はかなり甘そう。表面はクッキー生地がかけてある。ふわりとかなりエアリーな土台で見た目に反して甘みは控えめ。フィリングのドライバナナの独特の甘みと香りが刺激になる。クッキー生地のざっくり感と、刻みアーモンドの香ばしさと歯ごたえが食感にアクセント。


•天然酵母 イヨカン
見た目はメロンパン。イヨカンがてんこ盛りかと思いきや、ほんのり香る程度。クッキー部分が繊細な薄さだが、あの食感がきちんと保たれていて、その下の土台はフワッとエアリーで、そこに爽やかな酸味を伴う伊予柑の芳香。

•本日のスペシャル:いろんなレーズンのライ麦パン
ライ麦の混じった生地にカリフォルニアレーズンとグリーンレーズン。カリッとセミハードなクラスト。引きが強いわけでもなく、むしろ容易にちぎれる。クラムもふんわりでもっちりさには乏しい。グリーンレーズンの強烈な甘みがガツンときて、ライ麦の香ばしさがそれを包み込む。

店舗情報:
「生瀬ヒュッテ」
西宮市塩瀬町生瀬1285-221
0797-24-2712
予約:月曜日10時~14時
受け取り:火曜~金曜日10時~14時


2015年10月20日火曜日

「SHIROKUMA」考

0 コメント
 

今季のアニメの中では「SHIROBAKO」は優良作品の一つだと思うが、今回の話題はそれとは全然関係なくて「SHIROKUMA」である。

そう「白くま」。

九州発祥のかき氷の亜型だったと思うが、関西在住の自分にとっては由来はどうでもよい。
ここ数年コンビニ各社で手軽に買えるようになった冷菓としての「白くま」、なかでもセンタンの「白くま」について語りたい。

市販されている氷菓タイプの白くまの中でもセンタンのそれが群を抜いて美味しいのは言うを待たない。その美味しさの所以は具材の豊富さ、練乳の濃度など色々考えられるのだろうが、最大の理由は「氷の細かさ」であると断言する。


「独自の微細氷製法でジュワッと広がる練乳感が味わえます」

まさに言い得て妙。しゃきしゃきと歯触りのよい微細な氷の粒状感が小気味良い触感を演出し、さらに溶けだした練乳のほどよい甘みが口腔内に広がり至福の時が訪れる。

そんな「最強の白くま」の名をほしいままにしているセンタンの白くまなのだが、実はもう一つさらに「奥」がある。

コンビニ(ヤマザキデイリーストアに置いてあることが多い)で比較的容易に手に入る130円のアイスバータイプと、主にスーパーで売られている6本入りのアイスバータイプでは同じ商品とは思えないぐらいに食感が違う。

個人的には6本入りタイプがお気に入りなのである。

なぜか?

思い出してほしい。白くまの表面に果実は露出しているだろうか?
否。
基本的に最外層はアイスの層である。おそらく果実の凹凸があっては綺麗に成形できないというのが理由だとは思うが、この制約があるからこそ、6本タイプとの差が生まれるのだ。
断面積が小さい6本タイプでは果実が飛び出さないようにかなり小ぶりな果実しか入っておらず、相対的に氷の成分が占める割合が大きい。このため、センタン特有の微細氷によるシャリシャリ感がより強く出るのだ。

もう一度よく考えて欲しい。
君は氷を食べたいのか?それともフルーツを食べたいのか?
言わずもがな氷であろう。

悪いことは言わない、是非一度センタンの6本入り白くまを買ってみて欲しい。私の言わんとすることがきっと理解してもらえると思う。

【緩募】カレージャージ ver2.0

0 コメント
 
カレージャージver2.0購入者の募集です。
【※しばらくトップに固定させてもらいます※】

あと4人!
 
© 2012. Design by Main-Blogger - Blogger Template and Blogging Stuff